忘れられないかき氷の味
- 花井 麻祐子
- 日々の事
皆様、夏と言えば何をイメージされますか?
夏休み、祭り、花火、旅行…などなど、
色々楽しい事が思い浮かぶと思います。
私は夏になると、実家に住んでいた時に食べていた味を思い出します。
当時、近所に個人営業の喫茶店(昔はカフェなんて言いませんでした)があり、
そこで夏季に出されていた、かき氷のメニューが大好きでした。
あまりにもおいしかったので、家で真似をして作ってみたのですが、
再現度はイマイチ…。
氷や白玉のフワフワ感は、どうしても出す事が出来ませんでした。
さて、どんなかき氷だったかお話ししましょう。
確かメニューの名前は、「氷白玉ぜんざい」だったと思います。
まずかき氷を作って、その上に練乳をたっぷりかけます。
さらにその上にあんことバニラアイスクリーム、冷たい白玉をのせ、
さらに練乳をかけて出来上がり!です。
材料だけを見ると、すごく甘そうですが、意外にもくどい甘さは感じません。
店で出された「氷白玉ぜんざい」は、氷だけでなく、
白玉もフワフワでもちもちでした。
すごいのは、白玉がまだ温かった事です。
家で作る時は白玉を冷やしていましたが、
お店のは、軽く湯気が立った状態で出てくるのです!
夏が来る度、また食べたいと思って、何十年もたってしまいました。
その店は、だいぶ前に無くなってしまいましたが、
いまだに、どこかでまた再会できたらな…と淡い希望を抱いています。
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