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素晴らしいSF小説「プロジェクト・ヘイル・メアリー」

  • 花井 麻祐子
  • 日々の事

突然ですが皆様、秋の夜長の過ごし方、決まっていますか?

そのネタを提供するのが、今回のテーマ「好きな本、映画、アニメ」です。

「好きな○○」というのがポイントで、皆が皆、面白いと思ってくれるとは限らないのですが、

勇気を振り絞って、ここで「好きな本」をご紹介したいと思います。

 

 

昔から、SFが大好きでした。

 

 

 

 

 

 

難しい理論は全く分かりませんが、全編に漂う「ワクワク感」に今も心が躍ります。

最近読んだ本で、素晴らしいSF小説がありました。

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」という海外の本です。

 

まず、「ヘイル・メアリー(Hail Mary)」という言葉はご存じでしょうか?

私も知りませんでしたが、アメフト用語で、

「試合終了直前に、負けている方のチームが逆転を狙って放つロングパス」

の事だそうです。

それに掛けて、タイトルの意味のひとつは「イチかバチか」となります。

もうひとつは、ネタバレになるので秘密です。

 

 

さて、この本のすごい所は、作中に難しい科学用語や理論がバンバン出てきて、

それがほとんど理解出来ないにも関わらず、最後まで読み進められてしまう事です。

普通、分からないと途中で投げ出してしまうものですが、次の展開が気になって、

頁を繰る手が止まりませんでした。

力説しますが、それぐらい面白いのです!

(理系の方ならもっと楽しめるかもしれませんね)

 

軽く内容に触れますと、

主人公の性格はとてもポジティブ。

絶望的な状況でも希望とユーモアを失わず、自ら道を切り開いていきます。

 

そしてラスト間近、主人公の取った選択に共感し、静かな感動と共に、物語は幕を閉じます。

当初思い描いていたハッピーエンドではありませんが、主人公や周りの幸福を願わずにはいられませんでした。

 

こちら上下巻600頁を超える大作ではありますが、秋の夜長を過ごすのにピッタリです。

興味がある方はぜひ読んでみて下さい!

 

 

 

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花井 麻祐子
花井 麻祐子
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