今年は例年になく早い梅雨入りでもって梅雨明けも早い見通しで、いつもと違和感を感じる6月入りとなりました。

季節の変動は世界的規模であり、多くの観測者が注目・研究する中、色々な世論が飛び交う現況ですが、一つの共通事項としてCO2の排出量の増加に起因しての地球温暖化の要因が挙げられていることは、新しいことではありません。

特に電気の使用量増加に伴い、比例してCO2排出量が増加していることも一つの要因であるようです。

これに対して一般事業者のみならず一般家庭においても、省エネ法の適用が令和3年4月から全面施工となったことも承知の事実です。

さて、我々が省エネに少しでも貢献する上では、住宅自身の断熱性能を上げることや、電気器具の省エネ化等考えられますが、外的要因に直接働きかけることも一つの方法かとも思われます。

具体的には、戸建住宅でいえばエクステリア工事に依存する事が考えられます。

エクステリア工事では、敷地全体の建物の配置に前後して植栽の検討及び樹種の選定が必要となりますが、これらを適材適所に配置するなどの工夫により、日差しや風向を上手に取り入れて、建物内部の夏は涼しく、冬は暖かいなどと少しでも省エネに寄与することも可能となり、街全体の緑化率にも貢献できます。

建物はエクステリアと融合して初めてその表情をあらわにして、その建物に物語性があたえられます。

一人一人が環境への興味を抱く事で、これからの健全な環境育成を示唆出来るように願うばかりです。

設計施工監理部　　本田

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