トイレリフォームの注意点とは?失敗しないために押さえておくポイントをご紹介
- マメ知識
「トイレが狭い」「トイレが古くなってきた」などの理由から、トイレリフォームを検討される方は多くいらっしゃいます。トイレは家の中でも特に汚れやすい場所ですが、リフォームして一新することで清潔感のある空間へと変身します。
しかし、トイレリフォームをする際には、注意すべきポイントもあります。
失敗しないためのポイントを見ていきましょう。
□よくあるトイレリフォームの失敗例
*トイレの床材選びの失敗
トイレの床を木材にしたことで、リフォームしてそれほど月日が経っていないのに黒ずんできたという失敗例です。
トイレをリフォームするにあたり、廊下や他の部屋との統一感を持たせるために、床を複合フローリングや無垢材にすることがあります。
しかし、木材のほとんどは水にとても弱い性質を持っているため、水が飛び散るトイレに使うと黒ずみが発生してしまう恐れがあります。
また、アンモニアによって腐食してしまう可能性もあります。
見た目はおしゃれな木材の床ですが、トイレには不向きであるため床材選びの際には注意が必要です。
*トイレの広さによる失敗
近年はさまざまな便利な機能がついた多機能トイレがあらゆるメーカーから発売されています。
トイレの種類によって大きさは異なりますので、機能面だけで気に入ったトイレを導入すると「トイレ空間が狭くなってしまった」という失敗に陥ってしまいます。
見た目では狭く感じなくても、手を洗うとき、掃除をするときなど、実際に使ってみることで狭さを痛感することもあります。
トイレ空間の広さによっては、小さめサイズのトイレを検討することをおすすめします。
*トイレのドア選びの失敗
トイレのドアを内開きにしたことで、出入りが面倒になってしまった、という失敗例です。
廊下が狭いご家庭では、トイレのドアに内開きを希望される方もいらっしゃいます。
しかし、内開きにすることでトイレにスリッパが置けなくなったり、出入りが困難になったりします。
また、もしもトイレの中で家族の誰かが倒れたとき、内開きのドアは倒れた人の身体によって開けられなくなります。
高齢の方や介護が必要な方がいらっしゃる場合は、特に外開きのドアを採用するようにしましょう。
□失敗例から学ぶ、トイレリフォームの注意点
上記3つの失敗例から、大きく2つの注意すべきポイントが見えてきます。
1つ目は、トイレの面積は限られていることを考慮してトイレリフォームをするということです。
家の中でもとりわけ面積が狭い空間がトイレです。
限られた空間をどのように有効活用するのかがリフォームのカギになります。
限られた空間で快適に使えるトイレにするためには、なにを採用してなにを妥協するのかを考えます。
トイレのデザイン性や機能性をすべて求めると、狭くて使いづらいトイレになるかもしれません。
一方、トイレの面積が限られていることを常に意識してリフォーム計画を立てれば、「狭くて使いにくい」「使ってみて不便」という失敗を避けられます。
2つ目は、トイレに適した素材を選ぶということです。
床材に木材を採用した失敗例を紹介しましたが、床だけでなく壁材もトイレに適したものを選ぶようにします。
水に強く耐久性がある素材を選ぶと良いでしょう。
また、消臭効果がある壁材もおすすめです。
さらに、トイレ本体も掃除のしやすさが特徴のものが販売されています。
タンクレスでつなぎ目がないため汚れが溜まりにくかったり、便器の素材自体が汚れがつきにくかったりといったものは、日頃の掃除が楽になり便利です。
□まとめ
今回は、トイレリフォームの失敗例と注意点を紹介しました。
トイレは家の中でも狭い空間かつ汚れがつきやすい空間です。
1日に何度も使う場所だからこそ、後悔のないリフォームをしましょう。