3種類の階段のメリット・デメリットとは?
- 友枝 昌二
- リフォーム情報
今回の階段について述べたいと思います。
階段も色々種類がありますが、今回は代表的な3種類の階段についてお話しましょう。
ご自宅をリフォームする事において最初から階段を意識する人はあまり多くありませんが、
階段は家づくりの重要なポイントです。
階段は動線が集中していて視界にも入りやすいため、住まいの安全性や印象を左右します。
階段の種類や形状、特徴についての知識を持つことでより安全で効率的な間取りが可能となり、
スペースをより広く取るアイディアなども浮かんでくるでしょう。
ひとつ目は直階段です。
直階段は、上階と下階を一直線で結んでいる階段で、折れ曲がらず真っ直ぐ上の階と繋がっていて日本の家屋でよく見られます。
踊り場を設ける必要がないため、延床面積の限られた住宅や、狭いスペースにも設置することが可能なことがポイントです。
ほかにも、直線なので見通しがよい、費用も比較的安価であるなどのメリットが挙げられます。
一方、直階段は急勾配になりやすく、足を踏み外した際に一番下まで落下してしまう危険性があることがデメリットです。
ふたつ目はかね折れ階段です。
かね折れ階段は、階段の途中でL字型に90度折れ曲がっている階段のことです。
折り返し階段ほどではありませんが、踊り場を設けることができるため、
直階段のようなバランスをくずしたときに階段の一番下まで落下してしまうようなリスクを軽減することができます。
最後に折り返し階段です。
折り返し階段とは、コの字型またはU字型に方向を変えて折り返された階段のことで、
途中に踊り場が設けられているのが特徴です。
踊り場にスペースを確保しやすく途中で休憩できたり、折り返すことで段数が増え勾配が緩やかになったりと、
安全性が高まるメリットがあります。
踊り場を広めにとり、フリースペースとして部屋のように使うことも可能です。
広いスペースを必要とし、また段数が増えるためにほかの階段に比べると費用が高めになることなどがデメリットです。
もし自宅で階段のリフォームをお考えでしたら、ご参考にされて下さい。
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