増築を選ぶメリットとは?
- 友枝 昌二
- リフォーム情報
今回は増築のリフォームについて述べたいと思います。
家を建てた時は何も感じなかった事が、生活環境が変わっていくと間取りに不具合や手狭になってしまったりして暮らしにくい、なにかいい案が無いかとお話し頂き、その1つとして挙げられるのが増築です。
増築とは、今ある建物の床面積を増やすことをいいます。
庭であったスペースを部屋にしたり、平屋の家を2階建て、1階部分にお部屋を足したりすることです。
部屋数が足りない、狭い、といった理由によるリノベーションで、建て替えよりもコストを抑えることのできるものですが、規模によっては簡単にできるものではありません。
収納が足りない、トイレを1か所増やしたいなどのご要望の場合、増築で解決することも可能ですがお家の間取りなどを見て改築で叶う場合もあります。
建物を一度解体し、新築を建てると解体費用+建築費用がかかります。また、住むところがなくなるので仮住まいをする必要もあります。
一方で増築は居住しながら工事をすることができ、解体にかかる費用もいりません。建て替えよりコストを抑えることができるといえますね。
今足りない空間や機能をピンポイント付加することができるのが増築です。建て替えよりは工期も短くて済みます。
増築は、元ある建物に新たな建物を追加する工事です。
お家によっては既存建物と同様の屋根材や外壁材がない場合がありますので、見た目がちぐはぐになる恐れがあります。
できるだけ違和感のない材質のものを選んだり、全体的な外壁・屋根リフォームを検討するのも良いですね。
増築といっても、好きな広さを増築できるわけではなく、建ぺい率と容積率の範囲内で増築をする必要があります。
建ぺい率とは、敷地の面積に対する建物の面積(上空から見たときの建物の面積)の割合のことをいいます。
広いお庭があるからと言って、敷地いっぱいに建物を建てられるわけではありません。
増築部分の床面積が10㎡以上になると申請が必要になります。
簡単にいうと、建物とみなす基準は柱が固定され屋根が付いた建物は建築物とみなします。
例えば物置きは地面に置いているだけなので、建物ではありません。
ただしカーポートはグレーゾーンです。
詳しいお話はご依頼の施工業者にお聞きください。
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