洋室へのリフォームは和室と洋室の違いを知ることから
- 本田 善郎
- リフォーム情報
五月を迎えて五月晴れの様相が観られることも暫しかと思われますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
気分爽快で季節とともに時の流れを感じるのも、いいものです。
さて今回のテーマは洋室です。
p>洋室のリフォームを考える上で、押さえておきたいポイントを述べてみたいと思います。
先ず洋室と和室の違いをお伝えします。
和室の場合、真壁工法により部屋を構成する柱を見せる必要がありますが、洋室の場合は大壁工法により、部屋を構成する柱をボードなどで完全に覆いますので、柱は見えなくなります。
真壁仕様と大壁仕様の違いが、和室と洋室の大きな違いとなります。
また和室の場合壁、床材に自然素材が多く使用されます。
例えば壁には自然素材の聚楽や珪藻土、漆喰などの左官仕上げ、床材は畳と日本の文化に沿った仕様となります。
返して洋室の場合は床、壁、天井と全てにおいて新建材の使用が可能となります。
例えば、壁プラスターボードの上にクロス張りとか、新建材の板張りとか部分的にタイル張りなど、床にあっては新建材のフローリングとか絨毯、タイルカーペットなど、多彩な材料を使用できます。
この様に洋室の場合、和室と比べて日本の文化の影響を受けませんので、使用材料の選択の幅は限りなく多くなり、和室と比べて予算の組み立てに幅を出せるのがメリットです。
ただここで一つ考えておきたいのが、洋室の場合、通常用途に合わせて家具を設置するということです。
例えば寝室にベッド、サイドテーブルなどの家具を設置する場合、前もってレイアウトを考える時にコンセントやスイッチなどの位置関係が大切な要素となります。
照明器具の配置も考慮して設計する必要があります。
リフォーム工事の場合は和室を洋室へ変更する工事も多く見られますが、中には和洋折衷でのリフォームも有ります。
この場合は床のみをフローリングへ変更、木部分を塗装仕上げとして整える事が多くあります。
結論から申し上げますと、洋室の場合色々なアレンジで自分好みのお部屋を手軽に実現出来るのが、大きなポイントとなります。
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