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解体から美装まで、大型リノベーションの全工程を紹介

  • 藤田 雄也
  • 現場レポート

こんにちは!!!

朝晩はまだまだ寒いと感じていたのに、いつの間にか歩いているだけで汗ばんでくる気温となり、服装や体調管理が難しい季節になってきました。

 

パワーハウスでは大型リノベーション工事を専門とする部署があり、営業・設計・施工管理を分業で担当する部署があります。

大型リノベーションの工事の流れについて説明させていただきます。

 

営業と設計がお客様とプランした図面をもとに工事を進めていきます。

 

まずは解体工事!!!

間取り変更で解体が必要な個所を床・壁・天井と、どんどん解体していきます。

 

 

構造上、抜いてはいけない柱や壁・筋交いは避けなければいけません。

なので間取り変更といってもなんでも出来るわけではありません。

今回説明に使わせていただくご自宅は、水回り4点(風呂・トイレ・洗面・キッチン)の交換と和室を解体してリビングとつなげる工事です。

全部解体していきます。

 

続いて給排水・ガス・電気の移設工事に入ります。

 

 

既存の水回りの位置が変わると、排水の立ち上げ位置などが変わってきます。

戸建だと職人さんが床下に潜り配管作業をしていきます。

電気もダウンライトの位置が変わったりスイッチ・コンセントの移設・増設などで天井裏や床下に配線を這わせていきます。

配線が壁から露出していると、仕上がりの見た目が悪くなってしまいますので。

 

移設が終わると大工さんの乗り込みです。

プラン設計図通りに柱を立てたり、畳からフローリングにする際は、元のフローリングだったところと畳厚分床を上げるための下地調整やフローリングを貼り、新しく間仕切る所の壁造作や、壁にテレビや手摺・ペーパーホルダー・タオルリングなどを取り付けるための下地補強。

稼働棚を設置するためのレール取付など、ミリ単位で施工していきます。

入口をアーチ状にしてみたり、壁にニッチという凹みをつけて小物を置ける棚をつけてみたりとお客様と相談させて頂いた物が、大工さんの技術によって創意工夫され、仕上がっていきます。

 

サッシ工事ですが、今回のご自宅は玄関ドアの交換をさせて頂いてます。

新しくなるのはもちろんですが、自動電子キー搭載の物に交換しセキュリティーを強化いたしました。

 

左官工事ですが、ガス給湯器からエコキュートに交換する際に、固定するための土間を打たなければなりません。

設置位置と大きさ配管の位置を計算して土台となる土間を作ってもらいます。

左官さんはタイルを貼る専門家でもあり、玄関土間にタイルを貼ったり・洗面台と鏡の間にアクセントでガラスタイルを貼っていただいたりします。

(大工さんが計算してタイルを切らずに割り振れるように壁を作ってもらいました。)

 

 

 

そして仕上げの内装クロス工事。打ち合わせした壁紙で貼り分けていきます。

元々ある壁紙をはがして、凹凸をパテで滑らかにしていきます。

リフォーム工事は新築と違い、壁紙を剥がして施工する箇所が多くあります。

20年以上経っていると壁紙がうまく剝れず、凹凸が多く残ることがあります。

壁紙にはリフォームに適した、下地を拾いにくい少し厚手のクロスがありますので、少しでも仕上がりをきれいに見せたいのであれば、そちらのクロスの中からお選び頂く事を推奨します。

クロスの貼り分けや、柄物のクロスの張り合わせなど、これまた職人さんの腕が試される作業の連続です。

天井を貼るのも一苦労。。。

私も社内研修で社屋のクロス張替えを経験しましたが、次の日、肩や腰・腕が痛くなりました。

職人さんは体力勝負の仕事でもあります。

クロス屋さんは壁紙だけではなく、床材(クッションフロア・フロアタイルなど)も施工していただきます。

 

 

水回りはフローリングではなく、水に強い床材で施工することも多いですし、空間の区切りをつける事もできます。

 

 

内装が仕上がると最後にトイレや洗面台・キッチンなどを据え付けます。

これで図面通りの仕上がりになります。

タオルリングやペーパーホルダーなどのアクセサリーも取り付けていきます。

標準位置や推奨位置は決まっていますが、お客様のご希望の位置をヒアリングして取り付けることもたたあります。

最近はお客様がインターネットで商品を探して、お洒落な小物を取り付けることも多々あります。

 

 

最後に内部美装です。

どの職人さんも工事中清掃をして帰るのですが、仕上げはプロの掃除職人さんに壁床・住宅設備・窓ガラスまで工事中に舞った木くずなどを磨いてもらいます。

流石プロの掃除屋さん、本当にきれいにしていただけるため、作業終了後は足跡がついてはいけないので新品のスリッパで点検をします。

 

 

お引き渡し当日が一番私は緊張します。

工事途中も何度かご施主様に現場にお越しいただいて、細かい収まりなどを打ち合わせさせてもらうのですが、イメージと違うと言うことが稀にあって、、、やり直しが出ることもあります。

今回は是正個所もなく、気持ちよくお引き渡しが出来ました。

 

 

私はお客様に「住んでみて気になる事が出てくると思いますので、お気軽にご相談ください」とお伝えして、お引き渡しをします。

 

 

施工事例はこちらをクリック!

 

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藤田 雄也
藤田 雄也
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