思い出を継承しながら、リノベーション工事で新たな思い出を作るお手伝い
- 永田 諒士
- 現場レポート
ご両親とご兄弟と過ごした思い出の家、それを相続して大規模リノベーション工事を行って住んでいく。
それは家という財産を受け継いでいく、とてもよい流れだと思います。
実際はお子様が巣立たれて県外やご自身でお家を建てられたり、
マンションを購入されたりして、なかなか戻ってきて住むという事が難しく、
結果として売りに出したり、解体して平地にして売られてしまうことが多いのが現状でしょう。
思い出のたくさんつまった家を手放すのは、なかなか踏ん切りつかないものとよくお話を聞くことがあります。
そんな中で、ご相続されて自分のお子様が住むというのはご両親からすると嬉しいことだと私は思います。
その思い出の詰まったご実家を大きく形を変えるのはどうかという意見もあるかもしれませんが、
建て替えじゃない大規模リノベーション工事は、元のご自宅の物をそのまま利用したりするので、
大きく雰囲気は変わっても、変わらないものがあります。
プランニングの仕方でそのあたりは変わってくるので、どこまで変えてどこまで生かすのかは、
お客様とプランニングする方の共同作業にて決まってくるでしょう。
今回ご紹介するお客様は、水まわりとリビングの間取りを変えるプランニングでした。
その代わり、今の和室の一部屋はそのまま残して畳だけ新しくするだけとし、収納部屋を一部屋そのまま使い、残りの和室は洋室にしました。
二部屋の和室とキッチンと洗面所とお風呂を間取り変更いたしまして、お風呂のサイズを大きくして、洗面所を広々とした空間を確保し、リビングも大きな空間のスペースとして確保しました。
勝手口もそれに合わせて移動させ、押入も中を壊して、枕棚とハンガーパイプを取り付け、クローゼット建具を取り付けて洋風の収納にしております。
昔ながらの廊下と炊事場以外は畳の部屋のご自宅を、和の雰囲気を残しつつ、今風の部屋に作り替えるのが今回のプランでした。
まずは解体の日、住みながらのリフォームで大切なのは既存利用するものと捨てる物を明確にして、いる物は別の場所に移しというようにして、明確に保存しておくことが重要です。
このように印をつけてわかりやすくして、取り外したものは無くさない、キズつけないように扱わない部屋などに保管することが大切になります。
解体工事は規模によってかかる日数が変わるので、余裕を見ておくことが大切です。
ちなみに話は変わりますが、皆様の家はオール電化ですか?それともオールガス?
もしくはガスと電気両方?
大規模リノベーション工事の場合は、現状に準じる場合が多いですが、オール電化にすることも多いです。
マンションの場合はガス給湯器がほとんどですので、コンロだけIHに変える場合のみガス屋さんによる撤去作業が行われます。
ガスメーターの撤去は早めに行います。
そうでないと、外壁の補修が必要になるケースがほとんどなので・・・
夏から秋にかけては台風がどうしてもやってくるので、台風対策が直撃する前は必須です!!
解体が終わって、配管、配線関係の下準備が終わればいよいよ大工工事が始まります。
和室から洋室にする場合に打ち合わせしておくべきポイントは、
・壁の仕上げ方を真壁にするのか?大壁にするのか?
・床の貼り方向はどうするか?バリアフリーにするのか?
しっかり打合せをして、仕様を決めてから進めていきます。
昔ながらの家は工法も様々、特に和風住宅は建てた大工さんの腕やこだわりが大きく出ているので、
丁寧な仕上がりに感心することや、なぜここをこんな感じで仕上げていたのかという疑問が生まれることがあります。
開けてびっくり!!ないことが一番なんですがどうしても大規模リノベーション工事にはつきものです。
キッチン交換工事は、大規模リノベーション工事ではほぼ行います。
それだけ、皆様キッチンに凄くこだわりを持たれているという事でしょう。
昔のキッチンから今のキッチンに変える際に、配管の移設が必要になるケースがあります。
位置が変わらない場合もガス配管などの位置が変わるケースがあります。
そしてキッチンの位置を変える場合、配管移設は最初に行わないといけません。
キッチンが取り付く位置を墨出しして、配管がどの位置にくるのかを明確にして設備屋さん、場合によってはガス屋さんが配管を立ち上げ、電気配線をもってきておく必要があります。
特にL型やアイランドタイプ、対面キッチンにする場合は、フローリング工事が絡むとその部分の加工が必要になるので大事な作業です。
先程立ち上げた配管のすぐ裏に対面にするための腰壁を作り、配線などを中にいれます。
あとはクロスを貼ってキッチン取り付けの準備完了!
キッチンを取り付けて、コンセントを取り付けて工事完了!!
もともと和室二部屋だったのが、広々とした一つの空間になりました。
縁側はあえて残し、建具の障子もそのまま利用したのが和モダンテイストになり、洋室のアクセントになりました。
勝手な想像ですが、小さいころいたずらで障子を破いてご両親から怒られた思い出が、自分のお子さんが同じいたずらをして怒るときに思い出されるかもしれませんね。
あくまで私の勝手な想像なので、実際はわかりませんがね(笑)
思い出での家を継承して新しい思い出を作っていく、そんなお手伝いができた大規模リノベーション工事だったかなと思います!
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