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戸建てとは少し違うマンションリフォームの工程を紹介します

  • 藤田 雄也
  • 現場レポート

朝晩はかなり涼しくなってきたので、着る制服を悩む季節になりました。

 

今回担当させて頂いた物件は、ご夫婦二人で住むマンションリノベーションです。

既存の和室を無くしLDKを広げ、そこから寝室につながるウォークスルークローゼットを作りました。

窓用エアコンしかつけれなかった部屋にも、エアコンを取り付けられるような工夫を施しました。

 

 

まずマンションリフォームで工事前にしなければならないのが、マンション申請です。

管理組合や管理会社へ、工程表や仕様書の提出をしなければなりません。

 

基本的には工事の2週間前まで、長いところでは1か月前には申請して、許可を得なければなりません。

申請が下りたら工事前に、隣室などの住人様に工事前挨拶を行います。

それから共用部(玄関ホールや廊下・エレベーターなど)の養生を行い、傷が入らないよう事前準備をします。

 

 

まずは解体工事です。

 

 

トイレ・キッチン・お風呂・和室・全建具を壊します。

ただ闇雲に壊すわけではなく、既存の壁を流用できるところはそのまま使います。

新しい建具に交換するところは、建具寸法に合わせて開口します。

リフォームにおける解体工事は、その後の工事をスムーズに進めるために先を読んで壊す、難しい工事です。

 

 

解体が終わると、次に給排水移設と電気配線工事に入ります。

 

 

お風呂やキッチンを入れ替える際、給水や排水の位置が変わることが多いため、

床や壁が出来る前に位置を変える必要があります。

 

今回はライトがほとんどダウンライトに変わった為、先行して天井にも配線をしなければいけませんでした。

新しくエアコンをつける際、外にドレン排水を持っていけない為、お風呂の排水に接続する工事を行いました。

 

 

配管・配線工事が終わるといよいよ大工工事に移ります。

 

 

もともと畳があった場所にフローリングを貼る工事は、マンションによって工法が変わってきます。

マンションには遮音規定と言うものがあり、下の階に音が響かない工法で施工する必要があります。

今回は遮音支持脚といって、脚にゴムがついている支持脚で床の高さを揃えていきます。

壁を作る位置に墨出しといって、て床に印をつけ柱を建てていきます。

柱が立つと、また電気配線でコンセントやスイッチがつく位置に配線を持っていきます。

 

その後、フローリングを張ったり壁にボードを貼っていきます。

壁に棚やタオル掛けなどが付くところには石膏ボードではなく、

べニアを貼ってビスが効く壁に仕上げていきます。

大工工事の途中でお風呂の組み立てをして、組み終わった後に新しくお風呂の入口の壁を作っていきます。

 

 

大工工事が終わると、内装クロス工事に入ります。

 

 

壁紙やクッションフロア・フロアタイルなどで、仕上げていきます。

ここで注意して頂きたいのが、リフォーム工事は全ての壁が新しくなる訳ではなく、

既存の壁紙を剥がしてパテ処理をし、新しい壁紙を貼る部分も多々あります。

したがって壁紙にはリフォーム推奨品といって、厚みのある壁紙があります。

そういう壁紙を選定いただくと、不陸を拾いにくく仕上がりがよくなります。

各部屋にアクセントクロスを施し、モチーフのある部屋に仕上がりました。

 

そして今回は壁掛け壁掛けテレビにする壁と、玄関にリクシルのエコカラットを左官屋さんに貼ってもらいました。

エコカラットは見た目はタイルのようですが、湿度が高い時は湿気を吸収し、乾燥している時は湿気を放出。

その効果は珪藻土の約6倍、調湿壁紙の25倍以上もあるんです。

だから結露を抑え、カビやダニの繁殖の抑制も期待できる。

洗濯物の部屋干しにも、おすすめです。

湿気だけではなく匂いやホルムアルデヒド・トルエンなど、空気中に漂うそれらの有害物質を吸着し軽減させる優れものです。

形や色のバリエーションも豊富で重厚感が増し、仕上がりの良さを引き立てます。

 

 

表装の仕上げが終わると、トイレや洗面台などの器具付けやダウンライト・コンセントプレート等の電気仕上げ工事を行います。

 

そして内部美装に入ります。

工事ではどうしても木くずやほこり、クロスパテ、のりなどが残ります。

そういったものをプロの清掃職人さんに取り除いてもらい、お引き渡しになります。

解体から美装、お引き渡しまで約二か月間の工事で今回のリノベーションは完了しました。

 

 

 

 

 

「魔法のリノベ」というドラマをやっていますが、面白いんですが、契約から工事完了までの工程が省かれています。

私の仕事は施工管理なので、仕事内容が丸っと飛ばされていて腑に落ちないところはあります。。。笑

 

しかしながら、お客様の今後の生活をイメージして使いやすく長持ちする図面通り作り上げ、

工期内に工事を完了し、お客様に喜んでいただけることに、喜びを感じながら仕事をさせて頂いてます。

 

パワーハウスは一回工事をしたらそれで終わりではなく、何かお困りごとがあれば相談に乗るお家の主治医を目指しています。

物件購入からリノベーションまでを、一括して請け負えるのも強みです。

何か些細なことでも一度お電話でご相談ください。

 

 

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藤田 雄也
藤田 雄也
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