建築業界が抱えている2025年問題
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サッカーワールドカップが幕を閉じました。
1986年のメキシコ大会から見ている私にとって、ワールドカップの舞台で日本がドイツを破るようなことが起こるとは、夢にも思いませんでした。
当時はアジアの中でさえ日本が勝つのは難しく、プロリーグも有りませんでした。
つまり、全員アマチュアでした。
「サッカーは世界の言葉」という格言があり、中学生だった私は世界のサッカーの向こう側に、
何か別の世界が広がっているような気持ちになったのを覚えています。
今と違い、世界どころか日本のサッカーを見る機会もほぼ皆無でしたが、
唯一、伝説的サッカー番組で世界のサッカーを見る事が出来ました。
一週目の放送は、試合の前半45分を30分に編集し、
その一週間後に、試合の後半45分を30分に編集し、放送するという斬新な構成でした。
つまり、一試合を見るのに一週間かかるというのんびりな放送でした。
しかしながら、ブラウン管の中の、カールハインツ・ルンメニゲ(ドイツ代表)、
エリック・カントナ(フランス代表)、イアン・ラッシュ(ウェールズ代表)、
ジーコ(ブラジル代表)、はスーパープレーを連発し、日本のサッカーとは全く違ったのを覚えています。
そんな日本が世界のサッカーをリードするドイツやスペインに勝った瞬間は、
「歓喜」よりも「呆然」でした。
ベスト16おめでとう、日本。
前置きが長くなりましたが、4年に一度の大イベントなのでお許しください。
本日は、建設業界の2025年問題を2回に分けて、お話しようと思います。
建設業への時間外労働の罰則付き上限規制適用が2024年4月1日に迫る中、
建設業は2025年問題という大きな課題も抱えています。
少子高齢化が進んでおり、15歳〜65歳の生産年齢人口が1995年をピークに減少し続けているのは周知の事実です。
合わせて、インフラや民間建築物は、老朽化はもちろん、地震などの災害によるダメージも蓄積し、
維持修繕工事が年々増加することが見込まれている。
そして、2025年には建設業でもベテラン層の大量退職による人手不足が発生すると予測されています。
つまり、建設業で深刻な人材不足が進んでいるのです。
◆建設業界が抱えている課題6つ
1.長時間労働と年間出勤日数の多さ
休日はほぼ週一日で祝日・祭日も有りません。
2.若手不在による業界の高齢化
3K(キツイ、汚い、危険)を敬遠する傾向がある。
3.賃金の低さとピーク年齢の若さ
下請け、孫請けは構造的な改善が必要。
4.建設業界ならではの慣習
申請や図面が大量にあるにもかかわらず、デジタル化が進んでいない。
5.職人をはじめとする人材育成の遅れ
職人文化に依る行き過ぎた指導がパワハラに繋がる。
6.アナログ的な経営
コロナ禍や材用高騰でDX化の予算を確保できない。
そもそも一人親方でDX化する必要が無い。
ここまで、業界の問題点をお話しました。
時流のグローバル化に立ち遅れている業界には、
様々な問題を先送りにしてしまっているツケが回ってきています。
これらの問題は、国、発注者、コンサル、設計、施工、職人が互いに理解を深め、
認め合わなければ、到底解決の道は見えてきません。
次回は一つ一つの問題にフォーカスしたいと思います。
宜しくお願いします。
今年のブログは今回が最後になると思います。
一年間、大変お世話になりました。
私の部署も少しづつ形が見えて参りました。
来年も引き続き、宜しくお願い致します。
皆様にとっても、来年が良い一年になりますように…。
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