書院造りの壁がある平屋のリノベーション工事の現場から
- 永田 諒士
- 現場レポート
春の陽気漂う季節、新生活を迎えた方も非常に多いと思います。
新社会人、新入生と新しいもの尽くしのこの季節、
新生活のスタートダッシュを決めたいところです。
私達も、新生活前にお引渡しを無事に完了することができました!
新しくなった家で、是非いい新生活をスタートして頂きたいものです。
今回も中古物件リフォームのお話ですが、皆様は平屋ってどう思いますか?
階段のない家は、広い敷地を必要としますが、
家という空間の中で昇り降りがないという事は掃除の手間もしかり、
お手入れのしやすいのは間違いないでしょう。
その分間取りが好みじゃなければ、生活しにくい部分もあるかもしれません。
しかし二階が無い分、間取りの変更もしやすい部分があります。
もちろん平屋だからこそ抜けない柱もありますが・・・
今回は昨年の夏にリノベーション工事をさせていただきました平屋のご紹介です!!
まずは、大規模リノベーション工事の定番解体工事です!
柱が多い印象を受けると思います。
実際、平屋の方が柱は多い印象を受けますね。
平面的に広がりができるとその分柱はどうしても増えてきます。
そういったこともあり、平屋は柱が多いと思われますね。
お風呂を扱うリノベーション工事をする上で確認すべき大事なことは人通口があるかどうかです。
ユニットバスは基本的に人通口がありますが、
昔ながらの在来のタイル張りのお風呂だと人通口が無いケースがございます。
人通口はその漢字の通り人が通るための穴です。
これが無いとお風呂の床がどのような感じになっているかわかりませんし、
水漏れや白アリなどのメンテナンスの際に人が通れないと確認ができないという事態になります。
なので解体時に確認は大事です。
解体工事が終わり、事前配線、配管工事が終われば大工さんが工事をスタートさせます。
今回は玄関から入って右側に2部屋、左側にリビング、トイレ、お風呂などがあるので、
綺麗に工事導線が分かれておりますので、大工さん2人体制で一気に進めていく形をとりました。
今回はキッチン、リビング、和室をつなげて広々としたLDKをプランニングしております。
元々の和室の部分は洋室に代わるので、壁、天井を大壁仕上げとしていきます。
ユニットバスにするために、元々がタイル張りの在来のお風呂だった場合は、
床の高さ調整のために土間を打つ必要があります。
これをしないとお風呂が取り付かないし、取り付いたとしても段差が出来てしまいます。
なおこの工事は戸建て住宅がほとんどですので、
マンションであれば余程のことが無い限りこの工程は必要ありません。
今回、玄関入って右側は襖で仕切られた和室二部屋でした。
それを和テイストはそのままに畳を無くし、
その代わりに無垢のフローリング材で施工しております。
無垢フローリングはその木目が味であり、
同じフローリング材でありながら、模様が全く違うある意味オンリーワンな素材です。
お手入れも大変ですので、好みや住みやすさは賛否両論あるフローリングではありますが、
このフローリングしか出せない雰囲気はやはりありますね。
書院造とよばれる昔ながらの和風住宅にあるこのような飾りデザイン、
いま一から作ろうとすると工事費はかなりの物となります。
完全に洋風にしたいから潰すケースもありますが、
和モダンのデザインとして残す場合も多いです。
個人的にも残すことをお勧めするこのデザイン、
今回は廊下の壁を芯壁仕上げと呼ばれる柱を生かした壁仕上げにしてクロスを貼るのですが、
もともと埋め込まれているこの書院作りに、クロスを貼るための見切りラインをつくりました。
壁を貼れば部屋の間取りが見えてきますね♪
今回は抜けない柱が多かったので、それありきのプランニングとなっております。
左側の取れない柱を生かした可動棚は、
取れない柱を生かしたデザインのテッパンと言っても過言ではないかもしれません。
右奥の壁は一体何のデザインでしょうか?
正解は最後まで見てのお楽しみです(笑)
可動棚に用いるパイン集成材です。
ホームセンターでも見かけるこの木材は、このままでも木目を生かしたいいデザインとなるため、
DIYでもそのまま棚として使う方も多いですが、私達はそれに一工夫。
というのも、そのままで使うと表面は木質でザラザラ、なおかつ水に弱いままです。
しかし、この色合いそのまま使いたいという場合は、
クリア塗装と呼ばれる透明の保護塗料で表面のザラザラを無くし、
水に対して強くする塗装を用います。
こちらはホームセンターに売ってるものでも代用できますので、
DIYされてる方は是非参考にしてみてくださいね♪
先程の書院作りの壁にクロスを貼ったらこんな感じに仕上がります。
ちなみに見切りとして施工した木部も塗装して色を付けてます。
旅館のような雰囲気がでますよね♪
クロスを貼ったあとはこんなデザインに仕上がりました。
アクセントクロスが貼られているのは先程の右奥の壁です。
抜けない柱を利用してあえて壁を作り、表は壁掛けテレビを取り付ける壁、裏側は可動棚とし、
テレビ関係の物を含めた物を置ける収納スペースになっております。
壁掛けテレビ、やはり人気ですね~
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