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マンションリリノベーションの現場工事の流れ

  • 藤田 雄也
  • 現場レポート

こんにちは。

新年度が始まりました。

パワーハウスは新入社員が入社したり、

人事異動で各店舗のスタッフが入れ替わったり、新たな体制でスタートしています。

私はと言いますと、変わらず施工管理という部署で、

大型リノベーションの工事を担当させて頂きます。

しかし、昨年度以上にお客様から満足していただける工事管理と仕上がりを目指し頑張ります!!!

 

 

今回はマンションのリノベーションの流れをご紹介していきたいと思います。

まずはリフォームとリノベーションの違いはご存じでしょうか?

リフォームは英語では「reform」と書き、日本語に訳すと改善・改良という意味があります。

老朽化した建築物を新築の性能に戻すという意味で使われる言葉です。

長期にわたって住居に住んでいると、家具や電化製品の設置跡や、経年劣化による設備の損傷、

水回りなどの損傷は避けられません。

リフォームはこのような老朽化した箇所を改修し、新築に近い状態に近づけることです。

 

一方、リノベーションは英語で「renovation」と書き、日本語に訳すと修復・刷新です。

おもに既存の建築物に改修を加え、価値を高めることを表します。

リノベーションは、中古物件を購入して、間取りや配管を工夫することで自分好みの家にしたり、

家族の増減などで、暮らしやすい住まいに作り替えたりしたい場合などに活用されます。

二つを比較すると、リノベーションのほうが工事の規模は大きくなります。

 

 

リフォームのおもな例としては、壁紙(クロス)の貼り替え、

キッチンやユニットバス設備の交換、外壁の塗り替えなどです。

一方、リノベーションは間取りの変更、水道管や排水管の変更など大規模な改修が該当します。

 

 

まず、マンションリフォームで工事前にしなければならないのがマンション申請です。

管理組合や管理会社へ工程表や仕様書の提出をしなければなりません。

基本的には工事の2週間前まで、長いところでは1か月前には申請して許可を得なければなりません。

申請が下りたら、工事前に他の部屋の住人様に工事前挨拶を行います。

それから共用部(玄関ホールや廊下・エレベーターなど)の養生を行い、傷が入らないよう事前準備をします。

 

 

工事の流れに移ります。

まずは解体。

 

 

今回は2DKから1LDKに、壁付けキッチンからカウンターキッチンに代わる工事でした。

二部屋の和室をすべてフローリングにかえる為、

畳やダイニングの床、間仕切り壁などほぼほぼスケルトン状態になるまで解体しました。

解体が終わると電気配線や配管移設作業を行います。

 

 

間取りが変わる為、部屋の天井の中心に照明が来る位置に配線したり、

コンセントやスイッチの増設移設、ダウンライトに交換するための配線、お風呂キッチンが移設による吸排気の移設。

 

マンションと戸建の違いといえば、天井裏と床下が狭いことです。

マンションはコンクリートに囲まれている箱の中に制限された空間で、

間取りや配管・配線をしていかなければいけません。

 

排水が下階に落ちていく竪管の位置はかえられないので、勾配を気にする必要もあります。

 

今回は大工工事の前にお風呂を組み立てました。

お風呂の組み立ては各メーカーさんの認定組立屋さんが組み立てます。

そうする事でメーカー保証が出ます。

 

 

配管・配線工事が終わるといよいよ大工工事に移ります。

 

 

もともと畳があった場所にフローリングを貼る工事は、マンションによって工法が変わってきます。

マンションには遮音規定と言うものがあり、下の階に音が響かない工法で施工する必要があります。

今回は遮音支持脚といって脚にゴムがついている支持脚で床の高さを揃えていきます。

 

壁を作る位置に墨出しと言って床に印をつけ、柱を建てていきます。

柱が立つと、また電気配線でコンセントやスイッチがつく位置に配線を持っていきます。

その後フローリングを張ったり壁にボードを貼っていきます。

壁に棚やタオル掛けなどが付くところには石膏ボードではなく、ベニヤを貼ってビスが効く壁に仕上げていきます。

 

大工工事が終わると、内装クロス工事に入っていきます。

 

 

既存の壁は壁紙を剥がします。

剥がし終わると不陸調整でパテをうっていきます。

何でも下処理が大切なんです。

私たちの提案で多いのは、壁一面だけ違う色にして施工することが多いです。

アクセントクロスですね。

場所によってがらりと雰囲気が変わるんです。

 

壁紙にはリフォーム推奨品という物があって、少し厚めの物があります。

段差や不陸が出にくいのでお勧めしてます。

 

キッチンや洗面所・トイレなど水回りの床は、水に強く、手入れしやすいクッションフロアやフロアタイルを使用します。

壁紙を貼り終えてから、キッチンの組み立てを行います。

 

コンセントプレートを取り付けたり、給排水の接続をして仕上げになって行きます。

最後はお掃除のプロにハウスクリーニングをしていただいて引き渡しになります。

大まかな工事の流れを説明いたしましたが、

もっと詳しく聞きたい方は是非パワーハウスにお問い合わせください。

 

 

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藤田 雄也
藤田 雄也
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