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物を減らすことは、自分の理想の暮らしをするための手段

  • 廣森 良美
  • 整理収納アドバイス

あっという間に今年も12月…あれ?まだ暖かい?と思っていましたが、本格的に寒さも到来してきましたね。皆様風邪を引かれたりしていませんか?

設計の廣森です。

 

さて今月も整理収納についてお届けしたいと思います。

雑誌やスマホ、SNSを開くと『捨て活』『物を減らしましょう』『身軽に』『ミニマリスト』なんて言葉よく見ませんか?

そんな言葉たちを見て焦っている方いませんか?

 

『物が多いから片付かないのだよね』『減らさないといけないことはわかっているのだけど』そんな言葉もよく聞きます。

焦ってしまいますよね。でもその焦りって本当に必要でしょうか?

確かに、持っているものの量が少なければ物を管理する手間、時間、お金どれも削減できるということ。それは大前提、間違いありません!

例えば、『物を減らしてすっきりした暮らしをしたい、なのに今実現していない。』という気持ちからその焦りが起こっているとします。

では、なぜ、『すっきりした暮らし』をしたいのでしょうか?

 

 

私個人の話をさせて頂くと、私は『子育て、家事に追われてイライラして過ごさない暮らしを手に入れたい』『片付いた部屋でゆったりとコーヒーを飲んだり、植物の世話をしたりして癒されたい』だから『すっきりした暮らし』をしたいのです。そのために『あと少しだけ物を減らしたい』という気持ちが今はあります。

もともと、片付けがすごく苦手なわけではなかった私。でも片付けてもすっきり感を感じることはなかったし、すぐに散らかっていたのです。片付けているつもり、だったのです。

 

ものづくりが好きな私。DIY、編み物、ちょっと手を出してやめてしまった布もの。物が集まるような事が趣味だったのです(-“-)

家じゅうのものを整理していたころ、なかなかその趣味のものたちを手放せませんでした。

 

片付けの方法、手順をわかっていなかったから。というのも大きいのですが、何よりその片付けた部屋でどんな暮らしをしたいのかが明確でなかったからということが大きかったです。

作り付けの収納に収まらなかったその趣味で集めたものや、そのほかの書類などを無印の収納ボックスに入れて壁一面に並べて、どうだ!すっきりしているぞ!と思った時期もありました。

 

でもその空間はまるでクローゼットの中で暮らしているようで私にとって心躍る空間にはならず、結局すぐ散らかるという状態から抜けだす事は出来なかったのです。

その時初めて、じゃあどんな空間が自分にとって心躍る空間になるのか、なぜ、その空間だと心地よいと感じるのかじっくりと考えました。

 

『子育て、家事に追われてイライラして過ごさない暮らしを手に入れたい』

→子ども達が自分たちでできることは自分でし、家事も取捨選択し時間の確保をしたい(時間的効果)

→心にも時間にも余裕ができるから心地いい

 

『片付いた部屋でゆったりとコーヒーを飲んだり、植物の世話をしたりして癒されたい』

→散らかった部屋を見ると気持ちがざわざわするから、視界をすっきりさせて心穏やかに過ごしたい。(精神的効果)

→目から余計な情報も入らず好きなもの(植物)に囲まれて心地いい

 自分なりの片付けの目的、その目的の理由が明確になってからは整理するスピードも格段に上がり、その中で、『今』の私には不要になった編み物や布ものなどはスパッと手放しました。『いつかやるかも』は自分の中で優先順位が高くないことに気づいたのですね。(DIYグッズは今でも大事なものという気づきもありました)

 

やみくもにものを捨てて行っても、どんな暮らしをしたいかが明確でないとまた物が増えて高確率でリバウンドします。

物を捨てたり手放したりするのって決断の連続で頭も使うし、もちろん体力も使って結構な労力です。物を減らしていっているのにいつまでも終わらない。

もう減らすことに疲れた。そんな人はもしかしたら自分が何のためにその捨て活を行っているのか目的、理由が明確でないのかもしれません。

 

物を減らすことはあくまでも自分の理想の暮らしをするための手段です。

整理収納、片付けをした空間で何をしたいですか?どんなふうに過ごしたいですか?

一度立ち止まって考えてみるといいかもしれません。

 

これって実はリフォーム・リノベーションを考える時も同じです。

そのリフォーム・リノベーションされた空間で何をしたいですか?どんなふうに過ごしたいですか?なぜそんな風におもいますか?

 

そこをじっくりと考ええてからリフォーム・リノベーションをするとその後の暮らしがより良い物になること間違いなし!です。

 

新しい年に向けて、ご自身がどんな暮らしをしたいのか考えてみませんか?

 

 

 

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PROFILE

この記事を書いたスタッフ

廣森 良美
廣森 良美
お家のお話を沢山お聞き出来たらと思います。不慣れな事もあるかと思いますが、精一杯頑張りますのでよろしくお願いします。