木の性質や特徴を取り入れ、 暮らしを豊かにしてみてはいかがでしょうか。
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テーマが「木について」ですが、
今まで20年以上建築を生業にしていながら、
改まって「木」について考えたことがありませんでした。
広義で考えると切がないので「建築に関して」とさせてください。
昔から最も身近にある材料として重宝されてきました。
構造材として檜や杉(防腐・防虫効果有り)は使用され、
仕上げ材として樫やタモ(フローリング・家具)は使用されています。
時には、燃やして燃料にもなりますし、
燻したら木炭にもなりさらに永く燃え続けます。
暖炉で燃やしてみたいですね。
日本には四季があり、国土の4分の3が森林であるため、
豊富な木材の種類と量があります。
近年では輸入材に押されて国産材は肩身の狭い思いをしております。
本来は、九州で建てる家は九州の木材、北海道で建てる家は北海道の木材で
建てるのが長持ちして良いと思いますが、なかなか難しいようです。
長持ちの域を超えておりますが、世界最古の木造建築は、
奈良県にある「法隆寺」です。 1000年(諸説あり)を超えております。
驚くべき「木」のポテンシャルです。
コンクリートは足元にも及びません。
また、木にはヒーリング効果もあり、肌触りや香りも楽しむことも出来ます。
子供の「おもちゃ」では昔も今も木が多く使われています。
BBQではさくらチップを使ってソーセージを燻したら、ビールに最高です。
余談でした。
とにかく万能の材料ですが、1つだけ弱点があります。
「火に弱い…。」
近代建築では敬遠されがちです。
法整備がなされて、木造建築でも燃えにくい構造になっていますが、
「木」の宿命的な性質です。
皆さんも木の性質や特徴を取り入れ、
暮らしを豊かにしてみてはいかがでしょうか。
深谷