今回、自然素材としておすすめしたいものは珪藻土です。

最近では家の内装材として使用されている自然素材

かつ機能性にすぐれたモノです。

珪藻土とは植物性プランクトン（藻）が化石化したもので、

火に強い土として、七輪、コンロ、などに使用されてきました。

珪藻土が工業的に利用されるようになったきっかけとして、

ノーベル博士のダイナマイトの発明があげられます。

二トログリセリンを珪藻土粉末に吸収保持させることにより、

固体として安全に取り扱うことを可能にしました。

そして現在は、ビールやお酒のろ過材として

または内壁の仕上げ剤として使用されたりしています。

前述したとおり珪藻土は耐熱性に強いうえに調湿効果にとても優れています。

写真で見る限りは漆喰かと思われる方もいらっしゃると思うので

漆喰と珪藻土の違いについてもご説明します。

漆喰（しっくい）は、カルシウムを主成分としており、もとは石灰です。

防水性や調湿機能に優れているため、

古くから土蔵や家屋の土で造られた内外壁の上塗り材としても用いられてきました。

珪藻土と漆喰の違いについてですが、

多孔質性を売りにしている珪藻土は、

調湿性能や脱臭性能が非常に優れてます。

漆喰も調湿機能はありますが、漆喰の原料となる消石灰自体は、

珪藻土と比べると吸放湿機能という点では若干劣ります。

藻類からできた仕上げ剤に珪藻土を考えられてはいかがでしょうか？

高橋

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