☐テレワークは集中できない?
*テレワークでよくあるトラブルとは
近年は、新型コロナウイルスの影響でテレワークが増えていますよね。
しかし、本来家の中で仕事をする習慣がなかったご家庭では、テレワークに関するトラブルや不満が多数出てきています。
そこで今回は、テレワークでよくあるトラブルについてご紹介します。
1つ目:騒音に関するトラブル
これは、テレワークに関する不満としてよく挙げられるものの1つです。
例えば、外からの騒音・家族の話声・家事の音などがリモート会議中に入ってしまうのは、気になりますよね。
また、その逆も然りなので、家族がリモートワーク中の会議の声で迷惑をしてしまうこともあります。
お互いに気を遣ってしまい、お互いにストレスが溜まってしまいます。
2つ目:生活空間と仕事場が分けられないというトラブル
生活空間と仕事をする場所が分かれていないと、様々な不満が出てきてしまいます。
例えば、背景に生活空間が映りこんでしまったり、書類の整理ができなかったりといったトラブルがあるでしょう。
また、生活空間で仕事をしていると、どうしても他の家族から家事や育児を頼まれることがあります。
仕事をしている側も集中できないですし、他の家族も「仕事だから手伝えない」というセリフを言われるのには、ストレスが溜まってしまいます。
3つ目:家族のプライベート空間がなくなってしまうというトラブル
これは、仕事をしている側にもそうでない側にも問題です。
仕事も家族の生活もお互いに気にしなくてはいけないので、不満がたまりがちです。
仕事にもプライベートにも邪魔になってしまいます。
*集中できる環境づくり
集中できる環境をつくるためには、大きく分けて2つの解決策があります。
ご紹介するので、ぜひ導入を検討してみてください。
1つ目:ルールを決めるという解決策
仕事をする側もそうでない家族もできるだけストレスなく暮らすためには、お互いの気遣いが必要です。
同じ屋根の下、違うことをしているのですから、当然ですよね。
そこで有効なのが、ルール決めをしておくことです。
例えば、以下のようなことをルールとして決めるのはいかがでしょうか。
・勤務時間を決める
・仕事をしている人のために静かにしておく時間を決める
このように、ルールを決めてお互いのことを思いやることで家族皆ができるだけ不満を抱えずに済みます。
2つ目:テレワークスペースをつくるという解決策
テレワークスペースには、さまざまな形態のものがあります。
そのため、ご自身の家の構造や家族のライフスタイルをしっかりと考えてテレワークスペースを選ぶことができます。
例えば、パーテーションでスペースを区切るだけでも有効です。
視覚的に生活空間との仕切りができることで、集中しやすい場所をつくれます。
簡単にできる対策なので、ぜひ導入してみてはいかがでしょうか。
また、リフォームで間仕切りドアを取り入れるのもおすすめです。
ドアを開けている時には、生活空間が広くなって便利ですよね。
仕事に集中したいなら、ドアを閉めておくと良いでしょう。
防音にもなりますし、集中しやすい空間をつくれます。
このように、テレワークにはさまざまなトラブルが付きものです。
そして、集中できる環境づくりを行うためにはしっかりと工夫を考えることが肝心です。
☐テレワークスペースのメリット・デメリットについて
*テレワークスペースのメリット
1つ目:集中して仕事ができること
テレワークスペースがあることで、もちろん集中した状態で仕事が可能です。
また、他の家族にもリラックスできる空間を確保できますよね。
双方にとってストレスフルな生活にならないので、非常に大きなメリットと言えます。
2つ目:自分の好みで仕事がしやすい空間をつくれること
テレワークスペースをつくったら、自分の好きなようにカスタマイズして仕事がしやすい空間をつくりましょう。
そうすることで、仕事に集中しやすいプライベート空間を実現できます。
長時間の作業がしやすいように工夫しましょうね。
3つ目:作業効率が上がること
テレワークをしていると、リビングのテーブルやイスの高さが作業に適していないといったことはありませんか。
このような状態だと集中力が下がるだけではなく、作業効率が落ちてしまいます。
そのため、テレワークスペースを準備して作業に適した家具が準備できるだけでも非常に作業効率が上がります。
4つ目:書類を管理しやすいということ
テレワークでよくある不満の1つに書類を管理しにくいというものが挙げられます。
仕事に関する重要書類の管理はしっかりと行わなくては、大きなトラブルにつながることがあります。
書類を管理しやすくなるように棚などを準備しておくと良いでしょう。
*テレワークスペースのデメリット
1つ目:不便だと使わなくなってしまうこと
テレワークスペースが不便だと、あまり使用しない状態になるのはよくあることです。
そうなると、ただのデッドスペースになってしまいますよね。
せっかくリフォームをするのであれば、しっかりと使用する時のことをイメージしてテレワークスペースをつくりましょう。
そうすることがテレワークを無駄な場所にしないための最も有効な対策です。
2つ目:半個室タイプは仕事に集中できないことがあること
人によって集中するための条件は違います。
もちろん、半個室タイプでもテレワークに集中できることもあります。
しかし、テレワークスペースのタイプを選ぶ際には、しっかりと自分が集中できそうかどうか検討しましょう。
このように、テレワークスペースにはさまざまなメリット・デメリットがあります。
リフォームする前には、すべての点をしっかりと比較して導入を検討しておきましょう。
そうすることで失敗を未然に防げます。
☐テレワークスペースのリフォーム事例
*お子さまの様子を見ながらテレワーク
子育て世代のご家庭では、お子さまの様子を見ながらテレワークをしたいですよね。
大人が家で仕事しているのと同様に、お子さまも新型コロナウイルスの影響で家の中での時間が長くなっていますよね。
そのため、しっかりと親御さんがお子さまを見られる状態を確保することもテレワークスペースをつくる上では肝心です。
テレワークスペースをつくる際にもしっかりと子育てがしやすいように工夫してください。
例えば、リビングとの間に間仕切りを設けて壁側をお子さまのおもちゃ収納にするのはいかがですか。
そこにテレワークスペースを設けてしまえば、会議以外の仕事なら遂行できるでしょう。
そして、お子さまも後ろで遊んでいるので、見守りながらテレワークができます。
*ミニマムなテレワークスペースで作業
次におすすめなのが小さなテレワークスペースを導入することです。
人によって集中できる環境条件は違います。
もしも、狭い空間でも集中できる方であれば、小さなテレワークスペースにしてみるのはいかがでしょうか。
もちろん、小さなテレワークスペースで抑えられるのであれば、居住空間を広くできます。
例えば、リビングの一角に半個室のテレワークスペースを導入するのはいかがでしょうか。
L字型のデスクを設けて、背中の方にはしっかりと壁をつくれば、テレワーク会議の際に居住空間がカメラに映ることもありません。
そして、一室丸ごとテレワークスペースとして部屋をつくるよりもリフォーム費用を抑えられます。
*一室テレワークスペースに
一室丸ごとテレワークスペースにするのも、もちろんメリットが多数あります。
リフォームでしっかり居住空間とテレワークスペースを分けるのが、防音対策には最も有効な策だと言えます。
家族の家事の音が会議中に入ることも少ないですし、会議の声で他の家族に迷惑になることも少ないでしょう。
そして、会議中の背景に家族が入ることもありませんよね。
また、広い作業場が必要な趣味なども部屋で楽しめます。
さらに、ドアがあって小さなお子様がテレワークスペースに入ることもないと思うので、集中した空間で仕事ができます。
以上、おすすめのテレワークスペースの事例をご紹介しました。
ライフスタイルに合わせて、ここでご紹介したテレワークスペースから自分の家に導入できるものを選んでみてくださいね。
【この記事のまとめ】
今回は、テレワークでよくあるトラブルやその解決策について解説しました。
さらに、テレワークスペースのメリット・デメリット、リフォームの事例についても参考にしていただけたら幸いです。
また、仕事しやすい環境を実現するためには、自分が集中できる条件を知っておくことが肝心です。
そのため、まずは必要な条件を挙げていきましょうね。
その上で、今回ご紹介した事例を参考に使い勝手の良いテレワークスペースを実現してください。